GALLERY
- 作品群
大きく分けて4つのカテゴリーに分かれます。 - ギリシャ神話に登場する神々や実在した学者等をモチーフにしたもの:医薬神、勝利の女神、愛と美の女神,医学の父など
- 小動物をモチーフにしたもの:馬、フクロウなど、生命感・躍動感を表現
- 日本の美(頂相彫刻):東西美術文化の融合、すなわち西洋人が生み出した造形
解釈(仏像の起源はギリシャ)に日本人の繊細な感性(運慶・快慶から脈々と流れるDNA)で生み出した作品群。 - 肖像・胸像:外見だけでなく、内面を引き出す人物像は、奥村彫刻の神髄。
- 作品は全てイタリア(ローマ&フィレンツェ)で制作
3,000年の歴史ある手法、ギリシャ・ローマ時代から引き継がれている、イタリアン・ロストワックス製法=古式精密蝋型鋳造、 その鋳型石膏の素材、焼き上げ・脱蝋時の窯の温度、金属の配合割合、 融解温度等、それぞれの微妙な違いによって、同じものは一つとして出来ません。 さらに蝋型原型制作工程で作家が一点一点再修正・再彫刻をして最終コントロールをします。 これでOKとした場合に本人のサインを入れて正真正銘のオリジナル作品となります。 - 鋳造の特徴
基本的に、一つの蝋型で一つのブロンズを完成させます。 鋳型から出したブロンズ表面に研磨や着色を一切施さない「鋳放し仕上げ」が特徴で(粘土原型を忠実に再現)鋳肌のフレッシュ感や偶然性の味わいが実感できます。鋳上がった時の鋳肌の色を大切にする意味で、材料の調達や金属の配合(銅の純度90%以上)にも拘ったブロンズ作品を制作しています。 - 後継者のいないクラシックなブロンズ具象彫刻
イタリアの巨匠「エミリオ・グレコ」の最後の弟子として、グレコの晩年を共に過ごしました。「おまえの資質はリアリズムにある。ぬくもりのある血の通った作品を作れ」とグレコより教示され、以後リアリズムを追及。 抽象彫刻やポップアートが注目される中、グレコローマンスタイルの継承者として、普遍性を求めクラシックなブロンズ彫刻を制作しています。